626ファクトリー

自社の誹謗中傷サイトへの対策

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どうも~
Web屋のおっさんです。

先日お客さんから、

「自社の事実無根の内容を掲載した悪質なサイトがあるのでなんとかしてほしい」

との依頼を受けました。

どうもそのサイトには連絡用のアドレスもメールフォームもなくお手上げ状態だとのこと。

早速その問題サイトをチェックしてみる。。

内容は単なる小遣い稼ぎのアフィリサイト。なんの根拠もなくブラック企業だのなんだとお客さんの会社以外にも他の会社のことも書いてあった。

まだこんなんあるんやなあ。。とサイト内をうろつくが、確かに連絡先もない。

ただ無料系のサイトではなく独自ドメインで運用している。

では調査開始~~

①まずドメインをWhoisで検索してドメインからサイト管理者を探すことにする。

https://www.onamae.com/domain/whois/

whois
※whoisについては、検索すれば他にも調べられるサイトはいっぱいある。

ここに問題サイトのドメインを入れると、情報が表示される。

ところがドメイン情報から得られるものはナシ!!

Whois情報の代理公開という、プライバシー保護かどうかわからんおかしな仕組みによりドメイン管理者、連絡先はぜーんぶ「お名前com」

お名前comに連絡して、そこからサイト管理者へ辿りつくことも可能なのだが、いろいろ調べてみるとお名前comの対応がすこぶる悪い。。というか対応が遅くて話にならんそうな。

②ネームサーバを確認する

DNSあるいはDomain Name Serverの欄を確認。

使用しているサーバが「エックスサーバ」であることが判明。エックスサーバ側からデータの削除を要請することにする。

これはプロバイダ責任制限法という法律があり、以下のように定義されている。

「権利を侵害された者がプロバイダ等(サイト運営者やサーバー会社等)に一定の申請を行う事で、権利侵害情報の削除を依頼する事ができる。」

「権利を侵害された者がプロバイダ等(サイト運営者やサーバー会社等)に、訴えを起こす為等の正当な理由によって一定の申請を行う事で、発信者の情報の開示請求をする事ができる。」

「プロバイダ等(サイト運営者やサーバー会社等)は上記によって一定の手続きを行った場合は責任に問われない。」

つまりこのような場合、ドメイン管理会社かサーバ会社に正当な理由で申請すれば発信者情報も取得できかつサイト削除も可能になる。

で、エックスサーバの場合、このようなページがちゃんとある

■権利侵害情報の削除について
https://www.xserver.co.jp/legal.php

この内容をお客さんに見てもらい手続きをしてもらった結果、悪質サイトは無事削除してもらえたようです。

にしても、ドメインの匿名性なんとかしてくれんかな。。。

…ヽ( ´_つ`)ノ ?

 

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